さが錦は、小豆や栗を懐に抱くその佇まいから「浮島」と呼ばれる柔らかい生地に山芋を練り込み、ふんわりと焼き上げたものを、美しく層をなすバウムクーヘンで挟みました。
肥前鹿島藩大名・鍋島家に伝わる伝統織物『佐賀錦』の気品ある華やかさと風合いをイメージした商品の開発には、和洋折衷をかたちにする難しさもあり、実に4年の歳月を費やしました。
誕生から40有余年、モンドセレクション最高金賞を連続で受賞するなど、名実ともに村岡屋を代表する製品となるまでに成長し、九州銘菓として多くのお客様にご愛顧いただいております。
和洋折衷の味わい
高い品質を保つために、今でも職人の手仕事が欠かせません。
専用に焼き上げられるきめが細かいバウムクーヘンは、独特の方法で一層ずつ丁寧に、織物を織るがごとく幾重にも重ねられていきます。
そして、浮島とバウムクーヘンをつなぎ合わせるために、二人の職人が呼吸を合わせて一気に貼りあわせることで、優美な紋様を備えた「さが錦」が紡ぎだされます。
美しくおいしい「さが錦」をお届けするために、繊細な手作業が日々繰り返されております。
繊細な職人技
和と洋が織りなす、ここにしかない美味しさの協演。
和菓子の浮島と洋菓子のバウムクーヘンは、さが錦のために特別につくられたチョコレートの絆で繋がっています。
和洋がコラボレートした美味しさを楽しめることから、緑茶はもちろん、コーヒーや紅茶とも相性よくお召し上がりいただけます。